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2014:シグナル伝達の「ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー」

2014: Signaling Breakthroughs of the Year

Editorial Guides

Sci. Signal., 6 January 2015
Vol. 8, Issue 358, p. eg1
DOI: 10.1126/scisignal.aaa4696

Jason D. Berndt1,* and Wei Wong2,*

1 Associate Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.

2 Senior Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.

*Corresponding author. E-mail: jberndt@aaas.org (J.D.B.); wwong@aaas.org (W.W.)

要約 2014年のブレイクスルーは、自然免疫、宿主‐微生物相互作用、細胞死シグナル伝達、細胞シグナル伝達の研究における方法論的進歩の4つの主要分野に分けられた。推薦されたのは、自然免疫細胞のシグナル伝達に関する新たな発見、リンパ細胞および非血液細胞の自然免疫機能、宿主生理機能の調節における宿主‐微生物相互作用の重要性などであった。またこの年には、p53が慢性炎症の病態に関与する分子機構や、シグナル伝達経路がプログラムされた壊死性細胞死を仲介する仕組みに注目した推薦があった。最後に、2014年には、細胞シグナル伝達の研究や薬剤標的の同定に新たな手法が用いられており、RNA干渉をin vivoで用いたT細胞シグナル伝達の検討や、新たな計算法によるさまざまなデータタイプの大規模データセットの検討などがあった。

J. D. Berndt and W. Wong, 2014: Signaling Breakthroughs of the Year. Sci. Signal. 8, eg1 (2015).

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