特集:耐性を無駄にする

Focus Issue: Rendering Resistance Futile

Editorial Guides

Sci. Signal., 29 March 2011
Vol. 4, Issue 166, p. eg3
[DOI: 10.1126/scisignal.2002014]

Elizabeth M. Adler1* and Nancy R. Gough2

1 Senior Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.
2 Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.

* Corresponding author. E-mail, eadler@aaas.org

要約:Scienceのがん特別号(http://www.sciencemag.org/special/cancer2011/の発行に伴って、今週号のScience Signalingではがん細胞が抗悪性腫瘍療法に対する耐性を獲得する機構について特集する。本号では、がん細胞が、増殖の速い細胞を標的とする古典的な化学療法薬剤に対する耐性、あるいは発がん性キナーゼまたは異常活性化シグナル伝達経路の下流成分の特異的阻害に依存する新規薬剤に対する耐性を獲得する機構について探る。

E. M. Adler, N. R. Gough, Focus Issue: Rendering Resistance Futile. Sci. Signal. 4, eg3 (2011).

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