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会議レポート:システムバイオロジーの将来と限界

Meeting Report: The Future and Limits of Systems Biology

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 278, pp. pe16, 5 April 2005
[DOI: 10.1126/stke.2782005pe16]

Eric Werner*

Cellnomica, Inc., Fort Myers, FL 33928-1422, USA.
*E-mail, eric.werner@cellnomica.com
Report of the meeting "International Conference on Systems Biology," Heidelberg, Germany, 9 to 13 October 2004.

要約 : システムバイオロジーは、本研究分野に携わる人の数とトピックに関する出版物の数において、爆発的に成長した。それにもかかわらず、この分野の基礎をなすパラダイムには、同じような発展性はみられない。それどころか、パラダイムの大部分は、工学、物理学、数学などの他の分野から引き継がれたものである。その結果、わずかな一連の概念がこの分野を支配している。従来の生物学者は、多くの人から時代遅れとみられ、データ源としてだけ容認されている。この観点からすると、生物学者の考えは、概念的および理論的に今日的な意義を持たないとさえ考えられるかもしれない。このPerspectiveでは、システムバイオロジーのいくつかのパラダイムを批判的にとらえ、生物学者の考えや方法、理論が本当に時代遅れになったのかどうかを問う。われわれは、システムバイオロジーの将来を、生物工学のin vivoおよびin vitroの方法とin silicoの多細胞モデリングおよびシミュレーションとの密接な結合であると考える。

E. Werner, Meeting Report: The Future and Limits of Systems Biology. Sci. STKE 2005, pe16 (2005).

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