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色素幹細胞発生のチェックポイント

Checkpoints of Melanocyte Stem Cell Development

Perspectives

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 298, pp. pe42, 23 August 2005
[DOI: 10.1126/stke.2982005pe42]

Lukas Sommer*

Institute of Cell Biology, Swiss Federal Institute of Technology, ETH-Hoenggerberg HPM E38, CH-8093 Zurich, Switzerland.
Corresponding author. Telephone, 41-44-633-3492; fax, 41-44-633-1069; e-mail, lukas.sommer@cell.biol.ethz.ch

要約 : 成人の毛包バルジ領域には、上皮幹細胞と色素幹細胞の両者のニッチが存在する。最近の実験結果から、色素幹細胞の発生は、Pax3、Sox10、Mitfなどの転写因子や、Wntのような調節性の細胞外のシグナルからなる複雑なネットワークによって制御されていることが示唆されている。しかし、さらに別の因子が関与している可能性もある。これらのシグナルを同定することや、隣接する上皮幹細胞が色素幹細胞の維持と分化のバランスに影響を与えるのかどうか、与えるとすればどのような影響なのかを解明することは興味深い。

L. Sommer, Checkpoints of Melanocyte Stem Cell Development. Sci. STKE 2005, pe42 (2005).

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