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単一細胞を分析するためのマイクロ流体デバイス:タンパク質を数え落とさない

Microfluidic Devices for the Analysis of Single Cells: Leaving No Protein Uncounted

Perspectives

Sci. STKE, 29 May 2007 Vol. 2007, Issue 388, p. pe29
[DOI: 10.1126/stke.3882007pe29]

Marian Navratil, Christofer E. Whiting, and Edgar A. Arriaga*

207 Pleasant Street SE, Department of Chemistry, University of Minnesota, Minneapolis, MN 55455, USA.
*Corresponding author. E-mail: arriaga@chem.umn.edu

要約 : マイクロ流体デバイスはバイオ分析を革命的に変化させており、単一のタンパク質分子を検出できるような設計が現在では可能である。最近報告された2つのマイクロ流体デバイスのうち、1つでは個々の昆虫培養細胞におけるβ2-アドレナリン受容体数の情報が得られ、もう1つでは個々のシアノバクテリアにおけるフィコビリソームの分解が測定されている。この後者の実験では、3つの単一細胞が並行して分析されており、単一細胞分析装置のハイスループット化への明るい未来が告げられている。これらのデバイスは、シグナル伝達の研究や、環境刺激あるいは異物が細胞応答に及ぼす影響を調べる研究に大きな進歩をもたらす可能性がある。

M. Navratil, C. E. Whiting, E. A. Arriaga, Microfluidic Devices for the Analysis of Single Cells: Leaving No Protein Uncounted. Sci. STKE 2007, pe29 (2007).

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