• ホーム
  • インスリンシグナル伝達の調節には複数の生物が関わるのか?

インスリンシグナル伝達の調節には複数の生物が関わるのか?

Is the Regulation of Insulin Signaling Multi-Organismal?

Perspectives

Sci. Signal., 13 December 2011
Vol. 4, Issue 203, p. pe46
[DOI: 10.1126/scisignal.2002669]

Angela E. Douglas*

Department of Entomology, Cornell University, Ithaca, NY 14850, USA.

* Corresponding author. E-mail: aes326@cornell.edu

要約:個々の動物の健康維持は、その常在細菌叢の構成と活動に依存している。主要な目標は細菌叢と動物の相互作用する過程を特定することであり、このような研究はヒトの健康増進のための新たな戦略をもたらすはずであるとがわかる。ショウジョウバエDrosophilaはこのような相互作用を調べるための、容易に扱えるモデル系として注目されつつある。新たな証拠によって、腸内細菌叢がショウジョウバエのインスリンシグナル伝達を促進し、成長と発達を加速させることが明らかになった。様々な腸内細菌と細菌エフェクターがインスリンシグナル伝達に関与していた。酢酸がAcetobacter pomorumによって、また分枝鎖アミノ酸がLactobacillus plantarumによって産生されていた。このような知見は、複数の細菌エフェクターがシグナル伝達ネットワークと相互作用して、動物の健康を形作っている可能性を提起している。

A. E. Douglas, Is the Regulation of Insulin Signaling Multi-Organismal? Sci. Signal. 4, pe46 (2011).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signalingオリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2011年12月13日号

Editor's Choice

アルドステロンはどうやって心臓を破るのか

Research Article

ホスファターゼPTP1BのH2S-誘導性スルフヒドリル化および小胞体ストレス応答における役割

アクチンコメットか細胞膜ラッフルの誘導:アクチン再構成に対するホスホイノシチドの異なる影響

Perspectives

インスリンシグナル伝達の調節には複数の生物が関わるのか?

Protocols

培養細胞の核シグナル伝達分子、サイトゾルのシグナル伝達分子、膜結合型シグナル伝達分子の分離方法

最新のPerspectives記事

2014年10月21日号

神経前駆細胞のNotch活性は細胞質分裂と非対称な分化を調整する

2014年10月14日号

コントロールフリークへのなり方

2014年10月7日号

IGF-1の道理:インスリン様成長因子受容体の活性化はT型カルシウムチャネル活性の亢進によって痛みを増大させる

2014年9月16日号

Bax阻害因子-1はおそらくH+/Ca2+交換因子ではなく、pH感受性カルシウム漏洩チャネルである

2014年9月2日号

リングを閉じる:ケモカイン受容体の第4の細胞外ループ