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LRRK2とヒトの疾患:複雑な問題か複合体の問題か

LRRK2 and Human Disease: A Complicated Question or a Question of Complexes?

Perspectives

Sci. Signal., 17 January 2012
Vol. 5, Issue 207, p. pe2
[DOI: 10.1126/scisignal.2002680]

Patrick A. Lewis* and Claudia Manzoni*

Department of Molecular Neuroscience, UCL Institute of Neurology, University College London, Queen Square, London WC1N 3BG, UK.

* Corresponding authors. E-mail, patrick.lewis@ucl.ac.uk (P.A.L.); c.manzoni@ucl.ac.uk (C.M.)

要約:ロイシンリッチリピートキナーゼ2(LRRK2)は、パーキンソン病、がん、ハンセン病などのさまざまな疾患に関連する。LRRK2ノックアウトマウスのデータから、LRRK2がクローン病の発症に関連するシグナル伝達経路の調節に関与する可能性が明らかになった。本稿でわれわれは、細胞におけるシグナル伝達のハブとしてのLRRK2の役割によって、多様な病態が引き起こされる仕組みについて検討する。

P. A. Lewis, C. Manzoni, LRRK2 and Human Disease: A Complicated Question or a Question of Complexes? Sci. Signal. 5, pe2 (2012).

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