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GSK3様キナーゼはブラシノステロイドシグナル伝達と気孔発生を統合する

GSK3-Like Kinases Integrate Brassinosteroid Signaling and Stomatal Development

Perspectives

Sci. Signal., 17 July 2012
Vol. 5, Issue 233, p. pe30
[DOI: 10.1126/scisignal.2003311]

Stuart A. Casson* and Alistair M. Hetherington

School of Biological Sciences, University of Bristol, Woodland Road, Bristol BS8 1UG, UK.

* Corresponding author. E-mail: stuart.casson@bristol.ac.uk

要約:発生の経路は、しばしば複数のシグナルによる調節を受けており、それらのシグナルによって始動される異なるシグナル伝達経路がどのように相互作用して、特定の過程を調節するのかを理解することが重要な課題である。ブラシノステロイド(BR)は、細胞増殖、細胞分裂、および光形態形成を調節する植物ホルモンである。BRシグナル伝達の鍵となる調節因子であるGSK3-およびSHAGGY-様キナーゼBRASSINOSTEROID INSENSITIVE2は、気孔発生シグナル伝達経路の2つの異なる段階を調節し、この過程を亢進または抑制する。

S. A. Casson, A. M. Hetherington, GSK3-Like Kinases Integrate Brassinosteroid Signaling and Stomatal Development. Sci. Signal. 5, pe30 (2012).

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