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スムーズンド(Smoothened)を介する走化性と転写
The Path to Chemotaxis and Transcription Is Smoothened
Sci. Signal., 21 August 2012
Vol. 5, Issue 238, p. pe35
[DOI: 10.1126/scisignal.2003423]
Chuwen Lin, Yoko Inés Nozawa, and Pao-Tien Chuang*
Cardiovascular Research Institute, University of California, San Francisco, CA 94158, USA.
* Corresponding author. E-mail: pao-tien.chuang@ucsf.edu
要約:分泌タンパク質のヘッジホッグ(Hh)ファミリーは、転写因子であるGliファミリーの活性化を調節することによって、多数の組織の発達を支配している。最近の証拠から、Hhは、Gliを介する転写とは無関係の非標準経路を介して、いくつかの過程において走化性因子としても機能することが示されている。Hh応答性細胞が、転写応答と走化性応答をどのように区別して実行するのかは重要な問題である。今回得られたデータは、標準経路と非標準経路の両方で機能する伝達物質スムーズンド(Smoothened)の細胞内局在の変化が、Hhの異なるアウトプットを生じさせる原因であることを示唆する。
C. Lin, Y. I. Nozawa, P.-T. Chuang, The Path to Chemotaxis and Transcription Is Smoothened. Sci. Signal. 5, pe35 (2012).