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IgMおよびIgDクラスのB細胞抗原受容体は異なるプロテインアイランドに凝集し、それらはB細胞活性化中に変化する

B cell antigen receptors of the IgM and IgD classes are clustered in different protein islands that are altered during B cell activation

Research Article

Sci. Signal. 15 Sep 2015:
Vol. 8, Issue 394, pp. ra93
DOI: 10.1126/scisignal.2005887

Palash Chandra Maity,1, 2 * Amy Blount,3 Hassan Jumaa,2, 4 Olaf Ronneberger,1, 5 Björn F. Lillemeier,3 Michael Reth1, 2 *

1 BIOSS Centre for Biological Signalling Studies, University of Freiburg, D-79104 Freiburg, Germany.
2 Department of Molecular Immunology, Institute of Biology III at the Faculty of Biology of the University of Freiburg, D-79104, and at the Max Planck Institute of Immunobiology and Epigenetics, D-79108 Freiburg, Germany.
3 Salk Institute for Biological Studies, La Jolla, CA 92037, USA.
4 Institute of Immunology, Ulm University, D-89081 Ulm, Germany.
5 Institute of Computer Science, University of Freiburg, D-79110 Freiburg Germany.

* Corresponding author. E-mail: maity@ie-freiburg.mpg.de (P.C.M.); michael.reth@bioss.uni-freiburg.de (M.R.)

要約 B細胞抗原受容体(BCR)は、B細胞のクローン選択および抗体分泌形質細胞への分化に重要な役割を果たす。成熟B細胞は、BCRの免疫グロブリンM(IgM)およびIgDタイプの両方を有する。両者は、抗原結合部位が同一で、シグナル伝達サブユニットIgαおよびIgβと会合するが、膜に結合した重鎖アイソフォームが異なる。二色直接確率的光学再構築顕微鏡(dSTORM)により、われわれは、IgM-BCRとIgD-BCRが、細胞膜においてそれぞれ大きさが平均して150nmおよび240nmの異なるプロテインアイランドに存在することを示した。B細胞活性化の際、BCRプロテインアイランドは、より小さくなり、より分散されたため、IgM-BCRとIgD-BCRは互いに近接して認められた。さらに、一方のクラスのBCRを特異的に刺激しても他方の構造にほとんど影響を与えなかった。これらの結論は、2マーカー透過型電子顕微鏡および近接ライゲーションアッセイから得られた結果によって裏付けられる。合わせると、これらのデータから、B細胞活性化後に再構築される、前もって形成された細胞膜上のBCRの多量体構造を支持するエビデンスが得られる。

Citation: P. C. Maity, A. Blount, H. Jumaa, O. Ronneberger, B. F. Lillemeier, M. Reth, B cell antigen receptors of the IgM and IgD classes are clustered in different protein islands that are altered during B cell activation. Sci. Signal. 8, ra93 (2015).

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