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定量的イムノブロッティングの決定的因子の分析
An analysis of critical factors for quantitative immunoblotting
Sci. Signal., 7 April 2015
Vol. 8, Issue 371, p. rs2
DOI: 10.1126/scisignal.2005966
Kevin A. Janes
Department of Biomedical Engineering, University of Virginia, Charlottesville, VA 22908, USA. E-mail: kjanes@virginia.edu
要約 イムノブロッティング(ウェスタンブロッティングとも呼ばれる)とデジタルイメージ解析の組合せは信頼し得るタンパク質量およびタンパク質修飾の分析法となり得るが、すべてのイムノブロット解析法によって正確な結果が得られるとは限らない。本稿では、サンプル調製、プロトコールの履行、検出方式および標準化手法がイムノブロッティングの定量性能にどれほど大きな影響を与えるかを解説する。本研究では、イムノブロット解析ワークフローの正確度および精度を評価する診断実験を実施した。その結果、このような診断を無視すると、タンパク質量の真の差を顕著に過大評価または過小評価する疑似定量的なイムノブロットデータが生じ得ることが示された。
K. A. Janes, An analysis of critical factors for quantitative immunoblotting. Sci. Signal. 8, rs2 (2015).