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誘導接近を制御するためのABA植物ストレス経路の遺伝子工学的改変

Engineering the ABA Plant Stress Pathway for Regulation of Induced Proximity

Research Resources

Sci. Signal., 15 March 2011
Vol. 4, Issue 164, p. rs2
[DOI: 10.1126/scisignal.2001449]

Fu-Sen Liang1,2, Wen Qi Ho3, and Gerald R. Crabtree1,2*

1 Howard Hughes Medical Institute, Stanford University, Stanford, CA 94305, USA.
2 Departments of Pathology and Developmental Biology, Stanford University, Stanford, CA 94305, USA.
3 Program in Immunology, Stanford University, Stanford, CA 94305, USA.

* To whom correspondence should be addressed. E-mail: crabtree@stanford.edu

 

要約:化学的に誘導される接近(Chemically induced proximity:CIP)システムは、生物学的過程を調節し、研究するために、低分子と遺伝子工学的タンパク質を利用する。しかし、タンパク質の量と活性を調節するための低分子に基づくシステムは、毒性、不安定性、費用、in vivoにおける低分子のクリアランスの遅さによって制約されている。この問題に取り組むべく、われわれは、細胞タンパク質の接近を調節する植物のアブシジン酸(abscisic acid:ABA)ストレス応答経路のタンパク質を改変し、このシステムが、外因的に適用されるABAに応答する転写、シグナル伝達、細胞内におけるタンパク質の局在化の制御に利用可能であることを示した。また、ABA CIPシステムは、複数の過程を同時に調節するために他のCIPシステムと併用可能であることも示した。マウスに投与する場合、ABAは経口投与が可能で、半減期は4時間であった。これらの特性は、毒性がなく安価であることも考え合わせると、ABAが治療用途にも、in vivoにおける多様な細胞活性を調節するための実験ツールとしても、十分に適していることを示唆している。

F.-S. Liang, W. Q. Ho, G. R. Crabtree, Engineering the ABA Plant Stress Pathway for Regulation of Induced Proximity. Sci. Signal. 4, rs2 (2011).

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