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研究用

ヒト末梢血からの単核球(リンパ球および単球)の分離に最適 リンパ球分離溶液 Lymphoprep™ / Lymphoprep™ Tube

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Lymphoprep™は、Bøyum1) らの方法を応用して、世界で最初に販売された単核球(単球、リンパ球)分離用の遠心分離媒体です。Ready-to-use チューブタイプのLymphoprep™ チューブもご用意しています。

Abbott Diagnostics Technologies社(旧Axis-Shield社、メーカー略号:AXS)密度勾配遠心分離媒体について

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これまで、製造元Serumwerk Bernburg 社、販売元Abbott Diagnostics Technologies社として販売されていましたが、 この度、Serumwerk Bernburg社が販売も行うこととなりました。今後も継続し て、コスモ・バイオが製品をお届けいたします。

リンパ球分離溶液 Lymphoprep(TM)

 

■ リンパ球分離溶液 Lymphoprep™ のサンプル

サンプルのお申し込み
  * 無料サンプルは1研究室あたり1点のみです。

【関連商品】

【関連情報】

特長

  • 単核細胞(単球およびリンパ球)をワンステップで分離
  • ISO13485 に準拠した製造
  • 滅菌済み

適用

ヒト全血からのPBMC(リンパ球、単球)の分離

ヒト血液細胞の密度と細胞数
図1. ヒト血液細胞の密度と細胞数
Lymphoprepは密度1.077g/mLを境に細胞画分を分離します。

使用例

Lymphoprepを用いて分離後のチューブ写真:6人の異なるドナーのサンプルをたが、どのサンプルも再現性良く分離できた。
図:Lymphoprep™を用いて分離後のチューブ写真
6人の異なるドナーのサンプルをたが、どのサンプルも再現性良く分離できた。

製品仕様

Sodium diatrizoate 9.1% (w/v)
Polysucrose 400 5.7% (w/v)
密度 1.077 ± 0.001 g/ml
浸透圧 290 ± 15 mOsm
エンドトキシン < 1.0 IU/ml

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図2. Diatrizoic acid
Diatrizoic acidは Lymphoprep™, Polymorphprep™に使用されています。

使用方法

Lymphoprep 使用方法

(1) 全血を抗凝固剤(EDTA、heparin、ACD)入りのチューブに回収、もしくは脱繊維血を使用して下さい。

(2) 全血サンプルを等量の0.9%NaCl 水で1:1に希釈します。

(3) 12-15mLの遠心チューブの中で、3ml の Lymphoprep™ 上層に 6ml の希釈血液を注意深く重層します。あるいは、Lymphoprep™ を希釈血液の下に重層する事も可能です。希釈血液と分離媒体が混ざらないよう注意して操作して下さい。エアロゾル形成を防ぐためキャップを閉めて下さい。

(4) 800 x g、20分、室温(20°C 程度)でスイングローターを用いて遠心します。2時間以上保存された血液を使用する場合、遠心時間を30分に増やして下さい。

(5) 遠心後は右上図の様にサンプルと Lymphoprep™ の境界面に明瞭な単核球のバンドが形成されます。バンドをパスツールピペットで回収します。

(6) 回収した画分を 0.9% NaClもしくは培地を用いて希釈し、画分の密度を下げ、250 x g、10分 遠心して細胞をペレットにします。

参考文献
1) Bøyum, A (1968) : Separation of leucocytes from blood and bone marrow. Scand. J. Clin Lab. Invest, 21, Suppl. 97.
2) Favour, C. B. (1964) : Antigen-antibody reactions in tissue culture. Immunological Methods, ed. J. R. Ackroyd, pp. 195-223. Blackwell Scientific Publ., Oxford.
3) Harris, R. & Ukayiofo, E. V. (1969) : Rapid preparation for lymphocytes for tissue typing. Lancet 327, 7615.
4) Ting, A. & Morris, P. J. (1971) : A technique for lymphocyte preparation from stored heparinized blood. Vox Sang. 20, 561.
5) Thorsby, E. & Bratlie, A. (1970) : A rapid method for preparation of pure lymphocyte suspensions. Histocompatibility Testing 1970, ed P. I. Terasaki, p. 655 Munksgard, Copenhagen.
品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
LymphoprepTM詳細データ SEW 1856 250 ML
¥13,000
LymphoprepTM詳細データ SEW 1856 4*250 ML
¥38,000
LymphoprepTM詳細データ SEW 1858 6*500 ML
¥92,000

Lymphoprep™ Tube

Lymphoprep™が 50 mL チューブまたは15 mL チューブに入っているReady-to-use タイプです。
チューブ内に多孔の仕切り板があるため、サンプルを直接チューブに注ぐことができ操作が簡便です。

Lymphoprep(TM) チューブタイプ

■ Lymphoprep™ チューブのサンプル

* 無料サンプルは1研究室あたり1点のみです。

特長

  • 単核細胞(単球およびリンパ球)をワンステップで分離
  • Ready-to-use チューブ
  • ISO13485 に準拠した製造
  • 滅菌済み

製品仕様

Sodium diatrizoate 9.1% (w/v)
Polysucrose 400 5.7% (w/v)
密度 1.077 ± 0.001 g/ml
浸透圧 290 ± 15 mOsm
エンドトキシン < 1.0 IU/ml

参考文献

1) Bøyum, A. (1968) : Separation of leucocytes from blood and bone marrow. Scand. J. Clin. Lab. Invest. 21 suppl. 97.

使用方法

LymphoprepTube 使用方法

(1) 全血を抗凝固剤(EDTA、heparin、ACD)入りのチューブに回収、もしくは脱繊維血を使用して下さい。

(2) Lymphoprep™ は使用前に1 分間、400xg で遠心し、Lymphoprep™ をチューブの底に移動させてください。

(3) 6 ml の希釈血液 (1:1) を2 ml の Lymphoprep™ が入ったチューブ、または 20-30 ml の希釈血液 (1:1) を 10 ml の Lymphoprep™ が入ったチューブに直接注ぎます。

(4) 800g、20分、室温でスイングローターを用いて遠心します。

(5) 遠心後は図の様にサンプルと Lymphoprep™ の境界面に明瞭な単核球のバンドが形成されます。バンドをパスツールピペットで回収します。もしくはチューブを静かに傾けることでプラスチックインサート上部のにある溶液だけ上を取り出すこともできます。

(6) 回収した画分を0.9%NaCl水を用いて希釈して画分の密度を下げ、250 x g、10分 遠心して細胞をペレットにします。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
LymphoprepTM Tube (tube size: 15mL)詳細データ SEW 18002 30*2 ML
¥19,000
LymphoprepTM Tube (tube size: 50mL)詳細データ SEW 18001 18*10 ML
¥19,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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