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ラクトフェリン（lactoferrin）の測定は、現在ELISA法が主に用いられていますが、精度や測定に長時間を要するなど、実用性上の問題があります。
本測定試薬は、ラテックス凝集反応を原理とし、光学的に検体中のウシラクトフェリンを定量的に測定する自動分析器用の試薬です。
背景
ラクトフェリンは乳汁、涙、精液、頸管粘膜、鼻汁、好中球などに分布します。
また、ヒト初乳には高濃度(5〜7mg/mL)含まれ、新生児の生体防御に関与しているとされています。さらにマウスに対して、ウシ由来のラクトフェリンを配合した錠菓を摂取させると、小腸上皮からインターロイキン18のmRNAが誘導され細胞性免疫が高まることや、C型慢性肝炎患者にウシ由来のラクトフェリンを経口投与すると、ヘルパーT細胞の活性化を誘導することなども報告されています。
このように、ラクトフェリンの機能は生体防御との関連性が唱えられていますが、その全容はいまだ解明されていません。また、一部の乳製品でウシラクトフェリンを配合強化したものが販売されており、これらの製品中に含まれるウシラクトフェリンの濃度測定も行われています。
特長
- 検体中のラクトフェリンを直接測定することができます。
- 試薬の調製が不要です。
- 高い特異性、正確性を兼ね備えています。
- 多くの自動分析器に対応します。
構成内容
- ラテックス試薬：3mL×1バイアル
抗ウシ（もしくはヒト）ラクトフェリン抗体（ウサギ）感作ラテックス 1回測定分 0.02〜0.15mL - 希釈安定化液：20mL×1バイアル
ウシ血清アルブミン他
※コントロール、スタンダード、及びサンプル希釈液は、キットには含まれていません。
初めてご購入の際には、これらを別途ご購入ください。 （関連商品参照）
品番：CB-Bxx-xxはウシ用、CB-Hxx-xxはヒト用商品です。
性能
- 感度：50ng/mLの標準液を測定する時、40〜60ng/mLを示します。
- 特異性：既知濃度の標準液を測定する時、表示濃度の±15%以内を示します。
- 再現性：同一検体を3回同時に測定する時、C.V.値は10%以下です。
- 測定範囲：50〜1,600ng/mL (ウシ、ヒト)
ラクトフェリン測定試薬
| 品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
|---|---|---|---|---|
Lactoferrin Latex Test Kit, Bovine |
INF | CB-BLF-K | 1 KIT |
￥80,000 |
| Lactoferrin Latex Test Kit, Human |
INF | CB-HLF-K | 1 KIT |
販売終了 |
関連商品
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|---|---|---|---|---|
| Lactoferrin Control, Bovine |
INF | CB-BLF-C | 1 SET |
￥18,000 |
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INF | CB-BLF-D | 1 SET |
￥16,000 |
| Lactoferrin Standard, Bovine |
INF | CB-BLF-S | 1 SET |
￥18,000 |
| Lactoferrin Control, Human |
INF | CB-HLF-C | 1 SET |
販売終了 |
| Lactoferrin Sample Diluent, Human |
INF | CB-HLF-D | 1 SET |
販売終了 |
| Lactoferrin Standard, Human |
INF | CB-HLF-S | 1 SET |
販売終了 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
- 「ラクトフェリン測定試薬（ヒト・ウシ用）」は、下記のカテゴリーに属しています。
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