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研究用

血管炎症マーカー Pentraxin3 を定量 ペントラキシン3 測定ELISAキット

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ペントラキシン3測定ELISAキットは、血管炎症マーカーであるペントラキシン3(Pentraxin3/PTX3/TSG-14)を測定します。

背景

動脈硬化、プラーク形成・進行と破綻の過程に、多くの炎症メディエーターが関与しています。その中でもよく研究されている炎症タンパク質がC-reactive protein(CRP)で、炎症マーカーとして広く使用されています。このCRPやSAP(Serum amyloid P component)は、PentraxinファミリーのShort Pentraxinに分類され、肝臓で合成されます。

Pentraxin3(PTX3)は、PentraxinファミリーのLong Pentraxinに分類され、IL-1やTNFの刺激で、血管内皮細胞や血管平滑筋、好中球、そして動脈硬化と密接な関係を持つマクロファージから直接産生されます。ヒト臍帯内皮細胞にスタチンを作用させることで、最も発現抑制される遺伝子がPTX3であること、そして、心筋梗塞患者では早期にPTX3値が上昇することなども報告されています。

1 PTX3とPentraxin Familyのアミノ酸配列
図1 PTX3とPentraxin Familyのアミノ酸配列

PTX3の免疫応答
図2 PTX3の免疫応答

PTX3産生細胞
図3 PTX3産生細胞

特長

  • 広い測定範囲(図4)
  • 優れた安定性/精度(図5)
  • 高い特異性(図6)
  • 高い再現性(図7)

構成内容

  • 抗ヒトPTX3結合96ウェルプレート
  • HRP標識抗PTX3抗体溶液
  • ヒトPTX3標準溶液
  • 洗浄液(10×)
  • 希釈液
  • TMB溶液
  • 反応停止液
  • 接着プレートカバー
  • 取扱いマニュアル

製品データ

希釈直線性と検出限界
図4 希釈直線性と検出限界

添加回収率
図5 添加回収率

交差反応性
図6 交差反応性

同時再現性と日差再現性
図7 同時再現性と日差再現性

測定に用いるサンプルおよびサンプル処理の注意事項

  • EDTA採血管によって得られた血漿およびFBSフリーの培養上清をサンプルとして測定できます。
  • ヘパリン採血管で得られた血漿および血清は、正確なPTX3値が得られないため、用いることが出来ません。
  • 全血から血漿分離までは、4時間以内に行い、−20℃以下にて保管したサンプルをご使用ください。


図8 測定プロトコル

ペントラキシン3測定ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Pentraxin 3 / TSG-14/PTX3 ELISA System, Human詳細データ PPX PP-PD03-E0 96 WELL
¥126,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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