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研究用

生細胞染色後の蛍光退色防止剤 細胞染色褪色防止剤 FluoroQuest™

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FluoroQuest™ Anti-fading Kitは、Calcein-AM等での生細胞染色後の蛍光の退色を防止します。

背景

励振光にさらされると、蛍光色素の強度は光酸化あるいは他の光反応により減少します。光退色しない蛍光色素はほとんどありません。セクションを強い励振光の下で繰り返してスキャンすると、目視評価および写真を撮影する前に、蛍光が退色してしまうこともありました。例えば、FITC標識抗体などの蛍光色素の退色は、蛍光顕微鏡における主な問題点の1つです。フィコプロテイン標識のものなど、高解像度の蛍光イメージは高い退色率により観察できない場合もあ ります。FluoroQuest™ Anti-Fading キットは、光退色率を低下させ、より長い時間の観察が可能になります。本キットには、イメージングに必要なキットが全て含まれています

ABD_20001_1.jpg

図1.Calcein-AM で染色したU2OS細胞をFluoroQuestTMで処置し、励起光に暴露した.

1μM のcalcein AMで1時間ロードした96ウェルコスタール社製ブラックプレートにU2OS細胞を播き、ホルムアルデヒドで30分間固定した。培地を除去した後にFluoroQuest™ Anti-Fadingキットを加えた。0秒後と30秒後のFITCシグナルはオリンパス社製の蛍光顕微鏡を用いた。全てのイメージの露光は同時間で設定した。

特長

カバーガラスでの封入を行うタイプ(品番:20001)と、プレートのウェルを満たして観察するタイプ(品番:20003)があります。

使用方法

プレートやカバーガラス上で培養した細胞にCalcein-AMを取り込ませ、固定後、本剤を使用することで励起光暴露による蛍光の退色を抑えることができます。

FAQ

FluoroQuest™ Anti-fading Kit I と FluoroQuest™ Anti-fading Kit II の違いは何ですか?

どちらのキットも、色素の光退色率を下げることによって観察時間を長くできるよう設計されています。
FluoroQuest™ Anti-fading Kit I は、顕微鏡でのスライドガラスのイメージング用に設計されており、 FluoroQuest™ Anti-fading Kit II は、透明底マイクロプレートを使用したイメージング用に設計されています。
各製品は屈折率と粘度が最適化されています。

細胞染色褪色防止キット FluoroQuest™

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
FluoroQuestTM Anti-fading Kit I *Optimized for Slide Imaging*詳細データ ABD 20001 1 KIT
¥24,000
FluoroQuestTM Anti-fading Kit II *Optimized for Plate Imaging*詳細データ ABD 20003 1 KIT
¥24,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

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