図1.カルバコールの用量反応。
CHO-M1細胞を播種し一晩培養した後、増殖培地をRatioWorks™ BCFL, AM色素負荷溶液(品番:21180, Cell Meter™ Fluorimetric Intracellular pH Assay Kitの構成品)に交換し、続いてNH4Clで短時間インキュベートした。示された終濃度となるようカルバコールを加えた。
細胞内のpHは,細胞増殖,カルシウム調節,酵素活性,受容体を介したシグナル伝達,細胞接着など,さまざまな細胞現象において重要な役割を果たしています。
pH感受性の高い蛍光色素を用いることで、細胞内のpH変動を、電極を用いた場合よりも高い感度、空間分解能、サンプリング密度でモニターすることができます。
研究者は、様々な基準を用いてニーズに合ったプローブを選択していますが、その際に重要なのは、実験対象に関連する酸性度をモニターするために許容できるpKaであることです。