図.Helixyte™ 14スペクトルのプロファイル
Helixyte™ 14の励起 (点線) と発光 (実線) のスペクトル。AAT Bioquest Fluorescence Spectrum Viewerを使用し表示した。
精子の生存率を評価することは、ライフサイエンス研究の分野では一般的に行われています。
哺乳類の精液中の生きている精子と死んでいる精子の割合は、Helixyte™ 14とPIによる二重染色を用いることで容易に特定でき、フローサイトメトリーを用いることで定量することが可能です。
Helixyte™ 14は、生きている精子の核を明るい緑色に染色し、逆にPIは膜の完全性を失った非運動性精子のみを染色します。
プロトコル例:
- サンプル(例:精液サンプル)をBSA含有HEPES緩衝生理食塩水(10 mM HEPES, 150 mM NaCl, 10% BSA, pH 7.4)で希釈する。※希釈倍率は文献等を参考にご検討ください。
- 希釈したサンプル1 mLにHelixyte™ 14溶液 (10-20uM) を5 µL添加する。
- 37 ℃で 5-10 分間インキュベートする。
- FITC フィルターセットを装着した蛍光顕微鏡でサンプルを観察する。また、530/30 nmフィルターを用いてフローサイトメトリーで解析することも可能です。