IL-28Bとは?
IL-28B(Interleukin-28B)は、IFNL3として知られている、I型インターフェロンおよびIL-10ファミリーと遠縁の関係にあるサイトカインです。IL-28B、IL-28AおよびIL-29は、近しい関係にあるサイトカイン遺伝子であり、これら遺伝子は染色体の19q13領域上にサイトカイン遺伝子クラスターを形成しています。3つの遺伝子によってコードされるサイトカインの発現は、ウイルス感染により誘導されます[Gene ID:282617 ]。3種類のサイトカインは、IL-10 受容体β(IL-10Rβ)および IL-28 受容体α(IL-28Rα、IL28RA、別名:IFNLR1)からなるヘテロ二量体クラスIIサイトカイン受容体と相互作用することが示されています[PMID:12483210 、12469119 ]。IL-28Bは、インフルエンザワクチン接種時のB細胞およびT細胞の重要な調節因子であることが示唆されています[PMID:25503988 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。