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記事ID : 11029
研究用

フローサイトメトリーでGpIIb/IIIa 受容体への結合度を検証 血小板GpIIb/IIIaレセプター結合度測定キット

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GpIIb/IIIa糖タンパク質(抗凝集物質)とそのレセプターとの結合度をフローサイトメトリーで分析するキットです。
血小板のGpIIb/IIIaレセプターのトータル量とフリー(抗凝集物質に結合していないレセプター)の量を蛍光強度により測定し、スタンダードカーブと比較することで算出できます。

構成内容

  • 希釈液(×10)
  • ネガティブコントロール(マウスモノクローナル抗体IgG)
  • MAb1試薬(抗GpIIIa (CD61)モノクローナル抗体)
  • MAb2試薬(抗GpIIIa (CD61)モノクローナル抗体)
  • 校正用ビーズ懸濁液(既知量のマウスIgGでコートされたビーズ)
  • 染色試薬(FITC標識抗マウスIgGポリクローナル抗体)

原理

血小板GpIIIに特異的な2種類のモノクローナル抗体をサンプルに加えて染色し、フローサイトメトリーで蛍光強度を測定します。蛍光強度は、血小板表面に結合したモノクローナル抗体の数に比例します。2種類のモノクローナル抗体を使用することで、2つのパラメーター(GpIIb/IIIaレセプターのトータル量及びフリーの量)を同時に定量できます。

使用例

校正用ビーズの分析
図1 校正用ビーズの分析
左:FSとSSを対数でプロットしたサイトグラム
ビーズのメイン群(「CAL」で表した部分)にゲートをセットする。
右:左図の「CAL」部分の蛍光ヒストグラム
3つの蛍光ピーク(図中A、B、C)が3種類の校正用ビーズを示す。

血小板GpIIb/IIIaレセプター結合度測定キット - サンプル(全血)の分析
図2 サンプル(全血)の分析
左:FSとSSを対数でプロットしたサイトグラム
血小板が他の血液成分から単離される(図中「PLT」部分)
右:血小板の蛍光ヒストグラム

血小板GpIIb/IIIaレセプター結合度測定キット - 校正用ビーズのスタンダードカーブ(例)
図3 校正用ビーズのスタンダードカーブ(例)
X軸:3種類の校正用ビーズのMFI(蛍光強度平均値)
Y軸:ビーズのモノクローナル抗体分子の量(ロットごとに表示)

 

表1:結合度の算出方法
抗凝集物質のタイプ GpIIIaレセプターの量   結合比(%) 
トータル フリー 結合
モノクローナル抗体 MAb2 MAb1 MAb2-MAb1 (MAb2-MAb1)/MAb2×100
ペプチド又はペプチド模倣薬 MAb1 MAb2 MAb1-MAb2 (MAb1-MAb2)/MAb1×100

引用文献

血小板GpIIb/IIIaレセプター結合度測定キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
PLATELET GpIIb/IIIa Occupancy詳細データ BCT 7001 1 KIT
[10 tests]
販売終了

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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