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記事ID : 33638
研究用

β-HBを蛍光測定するキット β-ヒドロキシ酪酸(ケトン体)アッセイキット(蛍光法)

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生体試料中のβ-ヒドロキシ酪酸量を高感度で蛍光測定するキットです。本キットは、β-ヒドロキシ酪酸の二段階反応に基づいています。生成されたNADHは、蛍光NADHセンサーと特異的に反応することで検出することができます。

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背景

β-ヒドロキシ酪酸(β-HB)とは

ケトン体は、血液中のグルコースレベルが下がった時に、肝臓で作られ、末梢まで運ばれてエネルギー源として使われます。主としてβ-ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の2つのケトン体があります。アセトンは3番目に多いケトン体です。通常、空腹のときや長い運動のとき、β-ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の血中濃度は低くなっています。糖尿病患者、サリチル酸中毒、ホルモン欠乏症、小児低血糖症、他の急性疾患の状態において、血中にケトン体が大量に存在します。血中でケトン体が過剰に産生され、蓄積すると(ケトーシス)、異常な代謝性アシドーシス(ケトアシドーシス)につながります。ときにはケトアシドーシスは致命的になります。血中に多く存在する(最大で75%)β-ヒドロキシ酪酸の定量を行う試験方法は、ケトアシドーシスの診断と治療成果を追跡するのに利用されます。

特長

  • 検出限界:1.4 µM (反応液 100 µL中)
  • 1キットで200アッセイが可能
  • 蛍光マイクロプレートリーダーにより、励起波長Ex=540 nm、蛍光波長Em=590 nmで計測

構成内容

  • Component A: Enzyme Mix
  • Component B: Assay Buffer
  • Component C: NAD
  • Component D: β-ヒドロキシ酪酸 スタンダード

使用例

β-ヒドロキシ酪酸のスタンダードカーブ

図1.β-ヒドロキシ酪酸のスタンダードカーブ

β-ヒドロキシ酪酸(ケトン体)アッセイキット (蛍光法)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Amplite(R) Fluorimetric Beta-Hydroxybutyrate (Ketone Body) Assay Kit詳細データ ABD 13831 1 KIT
[200 Tests]
¥84,000

【関連情報】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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