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CAMK2αは、Ca2+/カルモジュリン依存型タンパク質キナーゼファミリーのセリンスレオニンタンパク質キナーゼである。CAMK2αは、シナプス後膜肥厚の主な構成物として脳に大量に存在し、海馬の長期増強(LTP)や空間学習に必要である。Ca2+/カルモジュリン依存性活性に加え、CAMK2αは自己リン酸化を経てCa2+/カルモジュリン非依存性活性を得る。子供のラットの海馬神経細胞の神経活動中において、CAMK2αのタンパク質レベルが振動することが知られている。CAMK2αレベルは神経活動の高揚により増大する。