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CAMK2Dはセリンスレオニンタンパク質キナーゼであり、II型多機能性Ca2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼファミリーメンバーである。CAMK2Dはヒト心筋細胞や骨格筋に豊富に存在し、心筋症を患う患者の心臓においてその発現レベルの増大がみられる。心筋細胞において、β1アドレナリン受容体刺激によりアポトーシス誘導が起こるが、これはPKA依存的にCAMK2Dの活性化を介して生ずる効果である。さらに、発現解析よりヒト腫瘍細胞においてCAMK2Dが下方制御されることが示唆された。