« 「SignalChem社 活性型 キナーゼ」トップへ
CAMKK1(CAMKKα)はCa(2+)/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼであり、CaMキナーゼIとVのThr(177)とThr(196)残基をリン酸化することでこれらを活性化する。近年の報告では、CAMKK1は、cAMP依存性タンパク質キナーゼ(PKA)によるリン酸化を受けて活性が低下することが示唆されている。CAMKKαはAMPKKのように無処置の細胞より検出されており、本キナーゼがinvivoにおいてAMPK活性に重要な役割を担うことが予想される。CAMKKαを標的とするsiRNAをトランスフェクトしたHeLa細胞では、2デオキシグルコースやイオノマイシン刺激性AMPK活性が実質的に減少することが示されている。