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記事ID : 33244
研究用

Cas9 (CRISPR Associated Protein 9) ELISAキット

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細胞や組織ライセート中のS. pyogenes 由来の Cas9 を定量的に測定するELISAキットです。

背景

Cas9 (CRISPR associated protein 9) はRNA 誘導型ヌクレアーゼです。この酵素は、Streptococcus pyogenes を含む様々な細菌の CRISPR (Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats) 獲得免疫システムに関与します。 Cas9 はプラスミドDNA や侵入するバクテリオファージDNA のような外来性DNA を解き、ガイドRNA の 20 塩基対のスペーサー領域と相補的な部位をチェックします。DNA 基質がガイドRNAに相補的である場合、Cas9 は侵入した DNAを切断します。

Cas9 タンパク質は、DNA への部位特異的な2本鎖切断を導入するゲノム工学ツールとして注目を集めています。多くの実験モデル動物において、非相同末端結合や相同組み換えを介するDNA切断により、遺伝子の不活性化や異種遺伝子の挿入が可能です。 また、関連するガイドRNA に相補的な類似配列を切断することも可能です。ヒト細胞におけるCRISPR/Cas9 システムの利用により、両遺伝子の欠損や遺伝子置換が実証されています。

CRISPR/Cas9 システム

特長

  • 検出限界:1.5 ng/mL
  • 細胞や組織ライセート中のS. pyogenes由来の Cas9 を検出

構成内容

  • 抗 Cas9 抗体コート済プレート
  • ビオチン標識 抗 Cas9 抗体
  • ストレプトアビジン-酵素コンジュゲート
  • アッセイ希釈液
  • 洗浄液
  • 基質溶液
  • 停止液
  • Cas9 タンパク質スタンダード

製品データ

Cas9 ELISA スタンダードカーブ

図1. Cas9 ELISA スタンダードカーブ

 

ELISAでのCas9タンパク質定量

図2. トランスフェクション293細胞での Cas9 タンパク質検出
哺乳類発現ベクターを用いて Cas9 タンパク質を一過性発現させた細胞と、モックトランスフェクションの細胞を用意した。48時間後、RIPAバッファーにて各細胞を溶解し、タンパク質濃度を測定した。その後、① 細胞ライセートなし (Neg)、② 50 ng/mL Cas9 ヌクレアーゼ (Pos)、③ モックトランスフェクションの細胞ライセート 10 µg (Mock)、④ Cas9 一過性発現細胞ライセート 10 µL (Cas9) の4つのサンプル中の Cas9 濃度を本キット (品番:PRB-5079) にて測定した。

Cas9 (CRISPR Associated Protein 9) ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Cas9 (CRISPR Associated Protein 9) ELISA Kit詳細データ CBL PRB-5079 96 ASSAY
¥135,000
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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