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CDK6はサイクリン依存性タンパク質キナーゼファミリーメンバーであり、細胞周期進行の重要な調節因子である。CDK6活性はD型サイクリンとCDK阻害剤のINK4ファミリーメンバーにより制御される。CDK6キナーゼ活性は細胞周期のG1中期において検出され、腫瘍抑制タンパク質Rb活性のリン酸化と活性制御を行う。CDK6とCDK4は何れも複数のRbタンパク質残基をリン酸化するが、in vitroでは各々が異なる残基を選択的にリン酸化することが示されており、CDK6はRbタンパク質のThr821をリン酸化し、CDK4はThr826をリン酸化する。