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CDK9/サイクリンKはサイクリン依存性タンパク質キナーゼ(CDK)ファミリーメンバーである。CDK9はcdc28やcdc2と密接に関連し、細胞周期の重要な調節因子である。CDK9は、多タンパク質複合体TAK/P-TEFβの構成物である。CDK9は、RNAポリメラーゼIIの最も大きなサブユニットのC末端ドメインをリン酸化することで、RNAポリメラーゼIIに指揮された転写を調節できる。CDK9は調節因子のサプユニットであるサイクリンTまたはサイクリンKと複合体を形成しつつ、これらによる調節を受ける。CDK9はHIV-1Tatタンパク質とも相互作用することから、AIDSへの関与が示唆されている。