細胞周期を蛍光アッセイでモニター Cell Meter™細胞周期アッセイ

本キットは、透過処理済み細胞と固定化細胞の両方で細胞増殖をモニターするための便利でシンプルな分析キットです。 独自の核酸染色剤を利用して、細胞周期の進行を監視するように設計されています。

細胞増殖と生存率は、数々のパラメータをモニターして評価することができます。正常細胞では、細胞周期の進行によってDNA密度が変わります。細胞周期は、G0/G1、S、G2、およびM期という4種の連続した時期で構成されています。DNA複製はS期に起こります。この新しく合成されたDNAが2つの娘細胞へと等しく分割されます。その後、適切な蛍光核酸指示薬を用いてDNAの内容物を測定します。この時、生じるシグナルがDNAの質量に比例します。

• 独自の核酸染色剤で生細胞を染色
• 使いやすく、シンプルな検出キットです。
• さまざまな波長に対応したキットを取り揃えております。

• Component A: 200X Nuclear Green™ LCS1, 1 vial (250 μL)
  または 500X Nuclear Red™ LCS2 , 1 Vial (100 μL)
  または500X Nuclear Violet™ , 1 vial (100 μL)
• Component B: Assay Buffer, 1 bottle (50 mL)

細胞透過性色素は細胞DNAに結合し、蛍光強度はDNA含有量に正比例します。これらの染色された細胞集団のフローサイトメトリー分析により、各細胞周期段階における細胞の割合が明らかになります。

• 細胞とテスト化合物を調製 (細胞密度：5 × 105 から 1 × 106 cells/mL)
• 細胞溶液にNuclear Green™LCS/ Nuclear Red™LCS/ Nuclear Violet™を添加
• 37°Cでインキュベート (5% CO2 incubator) [Nuclear Violet™は室温]
• フローサイトメーターで分析
  Nuclear Green™LCS: FL1 channel (Ex/Em = 490/525 nm)
  Nuclear Red™LCS: PE-Texas Red channel (Ex/Em = 488 nm/615 nm)
  Nuclear Violet™: 405 nm violet laser excitation

図1. 増殖性かつカンプトテシン処理Jurkat細胞のDNAプロファイル。Jurkat細胞を37℃の5% CO2培養器内で、20μMカンプトテシンにより8時間処理（青色）または無処理（赤色）した。その後、Cell Meter™ Fluorimetric Cell Cycle Assay kit（品番; 22841）の指示に従いアッセイを行った。Nuclear Green™ LCS1（component A）の蛍光強度をFACS Calibur™フローサイトメーターのFL1チャネルで測定した。増殖性のJurkat細胞では、 Nuclear Green™ LCS1で染色した核がG1、S、およびG2期（赤色）を示した。カンプトテシン処理したアポトーシス性細胞（B）は、 Nuclear Green™ LCS1の蛍光強度が低下し、SとG2期が減少していた。

関連情報

• 特集：細胞生存・増殖アッセイ

※  表示価格について