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記事ID : 15638
研究用

スフィンゴ糖脂質(GSL)の糖鎖解析に LudgerZyme™ セラミドグリカナーゼキット

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LudgerZyme™ セラミドグリカナーゼキットは、スフィンゴ糖脂質のグリカン(糖鎖)を遊離させるセラミドグリカナーゼを含むキットで、スフィンゴ糖脂質のグリコシル化の解析に使用します。

遊離させたグリカン(糖鎖)は、LudgerTag 標識技術を用いて標識し、HPLC分析などにご使用いただけます。

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背景

スフィンゴ糖脂質(GSL: Glycosphingolipid)

スフィンゴ糖脂質(GSL: Glycosphingolipid)は、動物(菌類、植物、無脊椎動物にも存在)において最も豊富に存在し、多様な構造を持つ糖脂質の一種です。スフィンゴ糖脂質に存在するグリカン(糖鎖)は、生理機能や病態において重要な役割を担っています。スフィンゴ糖脂質を同定し、測定することは、発生神経生物学や、テイ・サックス病やゴーシェ病などのリソソーム蓄積症(ライソゾーム病)の研究において重要となります。また、スフィンゴ糖脂質は免疫療法の有望なターゲットとして注目されています。

セラミドグリカナーゼ

セラミドグリカナーゼは、スフィンゴ糖脂質からグリカン(糖鎖)を遊離させる酵素で、糖鎖の特性解析に使用します。GM1、GM2、GM3 などに含まれるグリカン(糖鎖)を、βグリコシド結合を切断することによって遊離させます。

特長

  • 10サンプル分の試薬
  • 最大サンプル量: 糖脂質 1nmol

構成内容

  • LudgerZyme セラミドグリカナーゼ(Hirudo medicinalis 由来)
  • LudgerZyme セラミドグリカナーゼ RXN バッファー
  • GM1 糖脂質

使用方法

1. アッセイミクスチャーの準備  所要時間: 約5分

  • 「RXN バッファー」 5μL をマイクロチューブに入れ、試験を行う約 1nmol の糖脂質サンプル 5μL を加えます。
  • ポジティブコントロールとして、マイクロチューブに 「RXN バッファー」 5μL を入れ、基質となる「GM1」 5μL を加えます。
  • 「LudgerZyme セラミドグリカナーゼ」 5μL を反応ミクスチャーに加え、マイクロチューブを指で軽くたたいて、穏やかに混合します。反応ミクスチャーがトータル 20μL になるように、水を加えます。

2. インキュベーション  所要時間: 約24時間

  • サンプルをウォーターバス(またはオーブンなど一定の温度を維持できる装置)中で、37℃・24時間インキュベートします。
    この時点でサンプルを凍結することも可能です。
  • 得られたサンプルは、プロカインアミド/2-AB/2-AA で標識し、HPLC分析などにご使用いただけます。

LudgerZyme™ セラミドグリカナーゼキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Ceramide glycanase kit詳細データ LUD LZ-CER-HM-KIT 1 KIT
[55 μL]
¥131,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

「LudgerZyme™ セラミドグリカナーゼキット」は、下記のカテゴリーに属しています。

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