CF®488A は、最適励起波長 488 nm の緑色蛍光色素です。一般的な検出条件下では、CF®488Aは既存の競合色素と少なくとも同等の蛍光強度を示し、抗体との複合体の生物学的な特異性が高いことが主な利点として挙げられます。
既存の競合色素は多数の負電荷を持ち、タンパク質の等電点に大きく影響するため、タンパク質複合体の特異性が変わります。CF®488A は電荷が非常に低いため、本色素で標識した抗体は、高いS/N比を示します。
また、蛍光極大波長が、既存の競合色素と比較して約 10 nm、FITC(または FAM)と比較して約 15 nm 短いため、マルチカラー検出の際に、赤色チャネルでの蛍光のスピルオーバーが少ないことも利点の一つです。