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ダブルコルチン様キナーゼ1(DCAMKL1)は、微小管に結合し微小管重合を制御するダブルコルチンドメインをN末端に2つもち、実質的にCa2+/カルモジュリン依存型タンパク質キナーゼと相同性をもつセリンスレオニンタンパク質キナーゼドメインをC末端にもつ。また、ダブルコルチンとタンパク質キナーゼドメインの間に複数のタンパク質間相互作用を媒介するセリンプロリンリッチドメインをもつ。DCAMKL1は微小管関連キナーゼであり、自己リン酸化を受ける。微小管重合活性をもつが、これは自身のタンパク質キナーゼ活性とは別個のものである。DACMKL1は、神経細胞移動、逆行輸送、神経細胞アポトーシスおよび神経発生をはじめとする複数の別々の細胞内プロセスに関与する。