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EEF2Kは非常に保存されたカルモジュリン依存型タンパク質キナーゼであり、細胞表面受容体の活性化と細胞分裂を結びつける。EEF2Kはタンパク質合成の制御に関与し、真核細胞において転写時にmRNAに沿ったリボソームの動きを触媒し豊富に存在する細胞質タンパク質の伸長因子2(EEF2)をリン酸化してEEF2機能阻害を行う。EEF2Kは心臓および骨格筋において高発現することから、筋肉においてEEF2のリン酸化が重要であることが予測される。EEF2Kは、数々の癌患者をはじめ全身性エリテマトーデス患者において高い発現がみられる。