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研究用

タンパク質リフォールディングの至適条件を簡便に決定 ProteoStat® タンパク質リフォールディング・凝集検出キット

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ProteoStat® タンパク質リフォールディング・凝集検出キットは、タンパク質リフォールディングの至適条件を簡便に決定できます。

凝集感受性色素を用いることで様々なバッファー中での凝集の程度を測定することが可能です。また、ProteoStat® Protein aggregation standardsを併用することでタンパク質凝集を定量することも可能です。

背景

微生物宿主で真核生物由来のタンパク質を過剰発現させると封入体を形成し凝集を生じて不溶性となることがあります。これらの多くは条件によっては可溶化・リフォールディングすることが可能です。条件決定においてバッファーのイオン強度、pHあるいは酸化還元状態やリフォールディング中間体の凝集を抑制する物質の濃度等が重要になります。

使用目的

ProteoStat タンパク質リフォールディング・凝集検出キット

特長

  • 様々なバッファーと添加物の組み合わせが可能
  • マイクロプレートフォーマットなので一度に複数の条件検討が可能

構成内容

  • 2 x Refolding Buffers 1〜15, 10 ml each
  • ProteoStat® Detection Reagent, 22 µl
  • 10 x ProteoStat® Assay Buffer, 2 x 1 ml
  • Lysozyme standard, 10 mg
  • Denaturant: 6M Guanidine Hydrochloride (GdnHCl), Tris-HCl (pH 8), 14 ml
  • 10 mM PEG, 1 ml
  • 100 mM DTT, 1 ml
  • 400 mM MgCl2, 1 ml
  • 400 mM CaCl2, 1 ml
  • 1 M NaCl, 1 ml
  • GSH, 46.1 mg
  • GSSG, 18.4 mg
  • 500 mM EDTA, 1 ml
  • 0.1% Tween-20, 1 ml
  • 1.2 M Sucrose, 1 ml<
  • α-Cyclodextrin (200 mg/ml), 1 ml

使用例

Lysozyme の様々な条件のバッファー中でのリフォールディング状態と酵素活性を検討した結果
図1
Lysozyme の様々な条件のバッファー中でのリフォールディング状態と酵素活性を検討した結果を示す。蛍光強度(赤)は凝集の程度、活性(青)は上清中のLysozyme活性を示している。蛍光強度が低く活性の高い条件が至適であると考えられる。

図1で至適条件と判定された13Bに対して、様々なリフォールディング中間体の凝集阻害剤を加えて同様な解析を行った結果
図2 
図1で至適条件と判定された13Bに対して、様々なリフォールディング中間体の凝集阻害剤を加えて同様な解析を行った結果、MgCl2が最もリフォールディングを誘導する物質であることが示された。

ProteoStat® タンパク質リフォールディング・凝集検出キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
PROTEOSTAT(R) Protein refolding and aggregationsensing kit詳細データ ENZ ENZ-51040-KP002 1 KIT
[2 x 96-well plates]
¥101,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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