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EPHA4 はEPH 受容体 A4 としても知られており、特に神経系における発生過程の仲介に関与する、タンパク質チロシンキナーゼのエフリン受容体サブファミリーに属する。EPHA4 のリガンドであるエフリンA3 は、樹状突起スパインを囲むアストロサイトの突起に局在する。EPHA4 がエフリンA3 によって活性化されるとスパインの退縮が誘導され、スパイン密度が減少、形態異常のあるスパインの相互作用と組織化が阻害される。また、EPHA4 欠損マウスは皮質脊髄路と前交連に欠損があることから、軸索上のエフリンリガンドが皮質脊髄路を囲む脊髄細胞上のEPHA4 を感知するというモデルが示されている。