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記事ID : 15742
研究用

シアル酸・単糖の分析に Ludger BioQuant™ 糖ペプチドスタンダード

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シアル酸を含む単糖の分析を行う際に、内部標準 および ポジティブコントロールとして使用できる、精製された糖ペプチドスタンダードです。
Ludger BioQuant™ スタンダードは、ジシアル酸構造を形成する二分岐N結合型糖鎖(2つのガラクトース残基を含む)をもつ複合体です。

Ludger社 糖鎖解析商品一覧

背景

シアル酸や単糖の定量分析は、生物製剤の開発や製造において重要なステップです。各国の規制当局は、バイオ医薬品の正確な糖鎖プロファイリングを求めています。これらの分析は、製品開発や製造工程の変更後の評価に関する ICH(日米EU医薬品規制調和国際会議)ガイドライン Q6B および Q5E に含まれています。さらに、近年公表されたモノクローナル抗体についての EMA(ヨーロッパ医薬品庁)ガイドラインや、グリコシル化解析に関する米国薬局方(USP)chapter <1084>および <1094> は、医薬品のライフサイクル全体を通して糖鎖プロファイリングを行う必要性を提示しています。

特長

糖鎖の遊離・標識・回収における信頼性を向上

本商品をシアル酸を含む単糖の遊離・標識の際に使用することで、糖鎖の遊離・標識・回収効率を確認することができます。

シアル酸・単糖の測定における信頼性を向上

本商品を内部標準 および ポジティブコントロールとして使用することで、正確で信頼性の高い結果を得ることができます。

糖鎖構造

糖鎖構造
(画像はクリックで拡大されます)

図1 Ludger BioQuant™ 糖ペプチドスタンダードは、リジン‐バリン‐アラニン‐アスパラギン‐リジン‐スレオニン(KVANKT)配列をもつペプチドと、アスパラギンに結合する A2G2S2 グリカンから構成されています。

使用例

単糖分析

単糖分析
(画像はクリックで拡大されます)

図2
LudgerTag™ 2-AA 単糖遊離&標識キット(品番: LT-MONO-96)を使用して、本商品の単糖の定量分析を行った(n=3)。6M 塩酸(HCl)を用いた加水分解により、糖ペプチドの成分であるN-アセチルグルコサミン(GlcNAc - 加水分解により GlcN)を遊離させた。GlcN(単糖)を 2-AA(2-アミノ安息香酸)で標識し、LudgerSep uR2 単糖分析カラム(品番: LS-UR2-2.1x50)を用いてUHPLC分析を行った。
ManN は、サンプル処理中に GlcN がエピ化されて生成したと考えられる。

Ludger BioQuant™ 糖ペプチドスタンダード

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
A2G2S2 quantitative glycopeptide standard詳細データ LUD BQ-GPEP-A2G2S2-10U 1 VIAL
[3.49nmol]
¥112,000

【関連商品】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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