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GRK1はセリンスレオニンタンパク質キナーゼであるグアニンヌクレオチド結合タンパク質(Gタンパク質)共役型受容体キナーゼサブファミリーメンバーである。GRK1は視色素ロドプシンのリン酸化を触媒してこれを不活性化することで杆体視細胞の光への迅速な脱感作を媒介する。GRK1欠損は小口病2(定常的夜盲症小口2型)の起因となることが知られている。GRK1はPKAによるリン酸化を受けるが、これによりGRK1のロドプシンリン酸化能が減少することがin vitro 実験で示されている。in vivo では暗所において光受容細胞のcAMPレベルが上昇する際にPKAによるGRK1リン酸化が生ずるのではないかと予想されている。