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GSK3βはセリンスレオニンタンパク質キナーゼであり、当初グリコーゲン合成酵素のリン酸化と阻害を行うキナーゼとして同定された。GSK3βはヒト組織において遍在的に存在することから、インスリンによるグリコーゲンやタンパク質合成の制御や転写因子AP-1やCREBの調節をはじめとする複数の生理的プロセスにおいて制御を行うことが予測されている。ヒトタウタンパク質の各イソ型を安定的に遺伝子導入したチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)においてヒトGSK3βを一過性発現し、リン酸化依存性抗タウ抗体を用いて検出したところ、全ての部位においてタウの過剰リン酸化がみられるとの報告がある。