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Haspinは有糸分裂と減数分裂の際に染色体や紡錘体機能を制御するタンパク質キナーゼであり、胎児肝、皮膚、腎臓、小腸および全ての増殖細胞においてその発現が確認されている。ヒト細胞株においてH3 thr3(H3T3ph)リン酸化することが確認されており、RNA干渉によるHaspinのノックダウンでは有糸分裂期の細胞においてHaspinがH3 thr3のリン酸化に必要なことが示されている。HaspinによるH3thr3のリン酸化はセントロメアでの染色体パッセンジャー複合体(CPC)蓄積に必須である。有糸分裂期において、H3thr3はその後Aurora Bの選ばれた標的の制御を行うためにCPCをセントロメアに配置する。