ATF4とは?
ATF4(Activating transcription factor 4)は、転写因子であり、主に骨芽細胞に蓄積して、骨芽細胞の終末分化および骨形成を調節します[PMID:19016586 ]。ATF4は、塩基性ロイシンジッパー転写因子(bZip:basic leucine-zipper)として、アミノ酸代謝、細胞酸化還元状態、および抗ストレス応答を調節します。また、哺乳類の加齢/食餌誘発性の肥満、グルコース恒常性を調節し、ハエでも共通の代謝機能が保存されています[PMID:19726872 ]。ATF4は、統合失調症に連鎖する領域である染色体22q13に位置することから、統合失調症の位置的候補遺伝子と考えられています[PMID:18163433 ]。ATF4は、腫瘍微小環境因子によって誘導されて、癌進行関連性のプロセスを調節するため、癌における潜在的な治療標的としても期待されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。