Cystatin Cとは?
シスタチンC(Cystatin C)は、13kDaのシステインプロテイナーゼ阻害剤であり、全ての細胞種から分泌されて、糸球体濾過によって完全に除去されます。従って、早期腎機能不全の高感度なバイオマーカーであることが示されています。また、心血管疾患における新たなバイオマーカーとしても研究されています。シスタチンCは様々な炎症反応に関与しすることが示唆されています。血清シスタチンCの濃度は、特定の炎症状態または他の代謝障害で変化しないことが報告されています。シスタチンCの血漿中濃度は、細胞からの産生、食事とその後の消化管、肝臓、腎臓からの排泄として表されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。