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記事ID : 18196
研究用

生体液中のヒト insulin を定量 インスリン ELISA キット(ヒト)

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本キットは、ヒトインスリン濃度を ELISA 法により検出・定量します。

背景

インスリンとは

インスリンは、血液から筋肉、脂肪、肝細胞へのグルコースの吸収を介して、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を制御するペプチドホルモンです。ランゲルハンス島β細胞で産生され、多くの組織でタンパク質合成に影響を及ぼします。このような同化作用は、グリコーゲン生成や脂質生成を介して、グルコースをグリコーゲンや脂質に変換することで引き起こされます。血中グルコース濃度が上昇するとβ細胞からインスリンが分泌されますが、逆に血中グルコース濃度が低下するとα細胞からグルカゴンが分泌され打ち消し合います。インスリンの作用は、DNA複製の増加、脂質やタンパク質の合成の増加、グリコーゲン合成の増加、カリウムの取り込みの増加、糖新生や腎臓ナトリウム排出の減少などの経路に影響します。また、インスリンは脳において記憶機能や認識機能も亢進させます。血中グルコース濃度のバランスが崩れると、糖尿病などの疾患につながることも知られています。

インスリン(上)とグルカゴン(下)による血中グルコースの制御

図1 インスリン(上)とグルカゴン(下)による血中グルコースの制御

特長

  • 検出限界:50 pg/mL
  • 血清、血漿、ライセートなどの生体液サンプルを測定可能
  • キットにはヒトインスリンスタンダードが付属

構成内容

  • 抗インスリン抗体コートプレート
  • 抗インスリンビオチン標識酵素(1000×)
  • ストレプトアビジン-酵素コンジュゲート
  • アッセイ希釈液
  • 10× 洗浄バッファー
  • 基質溶液
  • 停止溶液
  • インスリンスタンダード

製品データ

ヒトインスリンELISAスタンダードカーブ

図2 ヒトインスリンELISAスタンダードカーブ

ヒト血清および血漿中のインスリン濃度

図3 ヒト血清および血漿中のインスリン濃度
ヒト血清・血漿を、希釈なし、および 1:10、1:100 に希釈して試験に用いた。

参考文献
  1. Morgan, C.R., et al. (1863) Diabetes 12(2): 115-126.
  2. Reaven, G.M. (1988) Diabetes 37(12): 1595-1607.
  3. Van den Berghe, G., et al. (2001) N. Engl. J. Med. 345: 1359-1367.
  4. Yalow, R.S., et al. (1959) Nature 184: 1648-1649.

インスリン ELISA キット(ヒト)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Insulin ELISA Kit, Human詳細データ CBL MET-5063 96 ASSAY
販売終了
Insulin ELISA Kit, Human詳細データ CBL MET-5063-5 5*96 ASSAY
販売終了
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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