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記事ID : 17703
研究用

Lenti-vpak packaging system インテグラーゼ欠損型レンチウイルスパッケージングキット

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第三世代のレンチウイルスパッケージングシステムで、レンチウイルスプラスミド(トランスファープラスミド)をインテグラーゼ欠損型レンチウイルス(Integration-deficient Lentivirus、IDLV) にパッケージングするキットです。

背景

インテグラーゼ欠損型レンチウイルスとは

遺伝子導入効率は通常のレンチウイルスと同等で、かつ同様の細胞種に使用可能です。しかしながら、インテグラーゼ活性を欠損しているため、宿主細胞のゲノムに組み込まれることがなく、導入した遺伝子の発現は一過性となります。

通常のレンチウイルス概要図インテグラーゼ欠損型レンチウイルスの概要図
図1. 通常のレンチウイルス(左)とインテグラーゼ欠損型ウイルス(IDLV)(右)との比較

使用目的

  • 一過性の発現が必要な場合
  • ゲノムへの組み込みは不要だが、高い遺伝子導入効率が必要な場合
  • CRISPR/Cas9によるゲノム編集の際、標的遺伝子に変異が導入された後不要となるCas9とguide RNA(gRNA)の発現を一過性の発現に留めたい場合

パッケージングの概要

製品データ

CRISPRによるRFPのノックアウト

図2. CRISPR/Cas9を用いたRFPのノックアウト
Cas9遺伝子とRFPに対するgRNA発現配列を導入後3週間の細胞群について、RFPの発現をウエスタンブロッティングで解析した。通常のレンチウイルスベクターを用いた場合、コントロールとしてscramble配列(gRNAのネガティブコントロール)を導入した細胞ではRFPの発現が確認されたが、RFPに対するgRNAを導入した細胞ではRFPの発現は確認されなかった。IDLVを使用した場合でも、通常のレンチウイルス同様に遺伝子導入され、RFPに対するgRNAを導入した細胞ではRFPの発現は確認されないが、Cas9タンパク質発現も確認されないことから、IDLVによる遺伝子導入では遺伝子発現が一過性発現に留まる事が確認できる。

GFP発現細胞のパーセンテージを比較

図3. GFP発現細胞のパーセンテージを比較
通常のレンチウイルス(WTLV)とインテグラーゼ欠損型のレンチウイルス(IDLV)それぞれで HT1080細胞にGFPを導入した結果、IDLVではGFPの発現が一過性であることが示された。GFP発現細胞はFACSでソーティングを行い計測した。

インテグラーゼ欠損型レンチウイルス粒子 パッケージングキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lentiviral Packaging Kits詳細データ ORG TR30036 10 RXN
¥227,000
Lentiviral Packaging Kits詳細データ ORG TR30036P5 5*10 RXN
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【関連商品】レンチウイルス粒子 パッケージングキット(第三世代パッケージングシステム)

本パッケージングキットで作製したレンチウイルスは細胞ゲノムへインテグレートされます。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lentiviral Packaging Kits詳細データ ORG TR30037 10 RXN
¥227,000
Lentiviral Packaging Kits詳細データ ORG TR30037P5 5*10 RXN
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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