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LIMK1(LIMドメインキナーゼ1)は、特有の組合せの2つのN末端LIMドメインとC末端タンパク質キナーゼドメインをもつ。LIMドメインは非常に保存されたシステインリッチ構造をとり、タンパク質間相互作用を媒介するだけでなくDNA/RNAとも結合可能な2つのZnフィンガーをもつ。LIMK1は細胞内シグナル伝達経路の抗生物質であると考えられ、神経細胞を中心とした脳発生に関与すると予想される。LIMK1は視空間情報(視空間の構造的な認知)のプロセスに責任をもつ脳の領域において重要な役割を担うと考えられる。LIMK1は細胞形状、大きさおよび動作の決定を補助する構造上の枠組みといった細胞骨格の側面を調節する。