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MARK3(微小管親和性調節キナーゼ3)はPAR-1/MARKキナーゼファミリーメンバーであり、極性や細胞周期調節において非常に重要な役割を担う。MARK3は、LKB1腫瘍抑制因子キナーゼや非定型タンパク質キナーゼC(PKC)だけでなく14-3-3足場タンパク質にも制御される。MARK3は、CDC2を脱リン酸化させて有糸分裂への誘導を調節する二重特異性タンパク質キナーゼである。MARK3はβカテニン経路の正の調節因子であり、JNK経路における阻害剤であると考えられる。極性の制御因子であるMARK3はWntβカテニンシグナル伝達における修飾因子であることから、これら2つの重要な発生経路に関連性があることが示唆されている。