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MELK または母性胚性ロイシンジッパーキナーゼは、CAMKL キナーゼファミリーのメンバーで、悪性脳腫瘍(およびその幹細胞) の増殖に関与する重要な調節因子である。MELK の転写産物量はヒト星状細胞腫の悪性度と相関を示し、成人と子供において最も頻度の高い脳腫瘍の治療標的となる。また、本遺伝子はBcl-GL のアポトーシス促進機能を阻害することで、乳癌の発症において役割を果たしている。このことから、MELK のキナーゼ活性は、乳癌患者の治療において有望な標的分子となる可能性が期待されている。