脂肪/骨髄/緻密骨由来のMSC 間葉系幹細胞

脂肪組織由来の間葉系幹細胞（ATMSCs : Adipose Tissue-derived Mesenchymal Stem Cells）、骨髄由来の間葉系幹細胞（BMMSCs : Bone Marrow-derived Mesenchymal Stem Cells）もしくは、緻密骨由来の間葉系幹細胞（CBMSCs：Compact Bone-derived Mesenchymal Stem Cells）をご用意しています。間葉系幹細胞を用いた再生医療をはじめとする各種研究や、脂肪／骨／軟骨分化能に関する実験に有用です。

皮下脂肪由来間葉系幹細胞（品番：MSA01C、MSA11C）は、それぞれSDラット・ICRマウス成獣の皮下脂肪組織をコラゲナーゼ処理し、分離された細胞群を継代（2継代）した細胞です。

骨髄由来間葉系幹細胞（品番：MSB01C）は、SDラット成獣の骨髄から分離された細胞群を、密度勾配遠心法により処理し、そこから分取した画分を継代（1継代）した細胞です。

緻密骨由来間葉系幹細胞（品番：MSCB11C）は、C57BL/6マウス成獣の緻密骨をコラゲナーゼ処理し、分離された細胞群を継代（3継代）した細胞です。

それぞれの細胞製品には、専用の増殖メディウムをご使用ください。

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体性幹細胞の一種である間葉系幹細胞（MSC: Mesenchymal Stem Cells）は、脂肪組織、骨髄、臍帯、歯髄などから分離することが可能です。2006年 Dominici らは、ヒト間葉系幹細胞（MSC）について（1）プラスチック培養容器に接着する、（2）CD105, CD73, CD90 を陽性マーカー、CD45, CD34, CD14 ,CD11b, CD79a, CD19 ,HLA-ClassII（DR）を陰性マーカーとする、（3）骨、脂肪、軟骨への分化能を有する、 の３条件を満たすものと定義しました。MSC は優れた自己増殖性に加え、骨、軟骨、脂肪のみならず肝などへの多分化能力を持ち、MHC Class-II を発現せず、免疫調整機能を持つ、疾患部位に集積し様々なサイトカインや増殖因子を分泌して、組織再生・修復を促進する効果がある、などの優れた特徴が知られております。

 凍結細胞 ： この細胞はドライアイス梱包されて凍結状態で納品します。納品後直ちに取り出して速やかに培養を開始、もしくは取扱説明書に記載の温度で凍結保存することも可能です。

図1. ラット皮下脂肪由来間葉系幹細胞　培養5日目

図2. 脂肪分化したラット皮下脂肪由来間葉系幹細胞をリピッドアッセイキットで染色

図3. 軟骨分化したラット骨髄由来間葉系幹細胞をアルシアンブルーで染色

図4. マウス皮下脂肪由来間葉系幹細胞　培養4日目

図5. 脂肪分化したマウス皮下脂肪由来間葉系幹細胞をリピッドアッセイキットで染色

図6. 軟骨分化したマウス皮下脂肪由来間葉系幹細胞をアルシアンブルーで染色

図7. 骨分化したマウス皮下脂肪由来間葉系幹細胞を石灰化染色キットで染色

図8. マウス緻密骨由来間葉系幹細胞　培養4日目

図9. 脂肪分化したマウス緻密骨由来間葉系幹細胞をリピッドアッセイキットで染色

図10. 骨分化したマウス緻密骨由来間葉系幹細胞をアルカリホスファターゼ染色キットで染色

図11. 骨分化したマウス緻密骨由来間葉系幹細胞を石灰化染色キットで染色

図12. 軟骨分化したマウス緻密骨由来間葉系幹細胞をアルシアンブルーで染色

（画像はクリックで拡大されます）

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• お受け取り後　凍結細胞を直ちにご使用にならない場合は液体窒素（または-70℃以下）にて保存してください。
• それぞれの細胞製品には専用の増殖用メディウムをご使用ください。

本商品のご注文には、専用の申込みフォームが必要です。
申込みフォーム  商品 購入申込書 

※マウス緻密骨由来間葉系幹細胞（CBMSCs）（品番：MSCB11C）のみ、上記メディウムを使用して骨分化することを確認しております。

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