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MST4は出芽酵母のセリンスレオニンキナーゼであるsterile-20(Ste20)と類似性をもつタンパク質ファミリーに属し、細胞骨格再構成、形態形成、アポトーシスおよび多様な細胞現象における分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼシグナル伝達において役割を担う。MST4発現と腫瘍形成能との相関性が報告されている一方で、数々のヒト前立腺癌細胞株においてアンドロゲン受容体の状態とMST4発現が逆相関する。MST4の過剰発現により足場非依存性増殖が誘導され、in vitroにおいてこれら前立腺癌細胞株の増殖がみられることが報告されている。