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記事ID : 16145
研究用

メチル化RNA/ssDNA(一本鎖DNA)の同定および精製に N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体

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N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(クローン 17-3-4-1)は、メチル化RNA/ssDNA(一本鎖DNA)の同定や精製にご使用いただけます。

背景

N6-メチルアデノシン(m6A)

N6-メチルアデノシン(m6A)は、全ての種で、mRNA、tRNA、snRNA、ノンコーディングRNA に多く見られる修飾です。RNAアデノシンのメチル化は、哺乳動物では METTL3/MT-A70、METTL14、WTAP からなる多成分複合体によって触媒されます。METTL3 および METTL14 は、複合体のメチルトランスフェラーゼ活性に関与し、WTAP は基質のリクルートを仲介します。

仕様

クローン 17-3-4-1
免疫動物 マウス
アイソタイプ IgG1λ
抗原 Hapten N6-methyladenosine-5’-mono-phosphate conjugated to BSA of all N6-methyladenosine (m6A).
種特異性 種特異性なし
特異性 アデノシンN6位のメチル化を受けたRNA/一本鎖DNAを認識
アプリケーション IP、ドットブロット
推奨希釈倍率 ドットブロット(1:1,000)
推奨希釈倍率はアプリケーションによって異なる
精製 Protein G によるアフィニティー精製

使用例

ウェスタンブロット解析

図1 ウェスタンブロット解析
(A) N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(17-3-4-1)
(B) 市販のウサギポリクローナル抗体

N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(17-3-4-1)を用いて、合成したメチル化 /非メチル化RNA をノースウェスタンブロット法により検出した。

図2 N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(17-3-4-1)を用いて、合成したメチル化 /非メチル化RNA をノースウェスタンブロット法により検出した。

N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(17-3-4-1)を用いて、合成したメチル化転写産物を精製した。

図3 N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体(17-3-4-1)を用いて、合成したメチル化転写産物を精製した。IPにより、放射線標識した非メチル化(コントロール、350 nt)/メチル化(250 nt)転写産物を分離することができる。

参考文献
  1. An Adenine Code for DNA: A Second Life for N6-Methyladenine: H. Heyn, et al.; Cell 161, 710 (2015), (Review), Abstract; 外部リンク
  2. DNA Methylation on N6-Adenine in C. elegans: E.L. Greer, et al.; Cell 161, 868 (2015), Abstract; 外部リンク
  3. N6-Methyladenine DNA Modification in Drosophila: G. Zhang, et al.; Cell 161, 893 (2015), Abstract; 外部リンク
  4. N6-Methyldeoxyadenosine Marks Active Transcription Start Sites in Chlamydomonas: Y Fu, et al.; Cell 161, 879 (2015), Abstract; 外部リンク

N6-メチルアデノシン モノクローナル抗体

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti N6-methyladenosine (m6a),  (Mouse) , 17-3-4-1詳細データ ENZ ENZ-ABS301-0100 100 UG
販売終了

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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