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組織培養培地中のIFN-βを定量 VeriKine™ ヒトインターフェロンβ 測定ELISAキット

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メーカー名：PBL Assay Science

VeriKine™ ヒトインターフェロンβ ELISA キットは、サンドイッチ ELISA（enzyme linked immunosorbent assay）法を用いて、組織培養培地サンプル中のヒト IFN-β量を測定するキットです。

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背景

IFN-βについて

IFN-βは、トールライクレセプター依存性および非依存性経路を介した様々な刺激に応答し、線維芽細胞やその他の多くの細胞で合成、分泌されます。

病原体にさらされると、転写因子であるインターフェロン調節因子3（IRF3）および NF-κB の活性化が起こり、刺激と細胞の種類に応じて INF-βが生成されます。ヒト INF-βは、単一の遺伝子によってコードされます。INF-βの生物学的活性は、他の I 型 IFN と機能的に同等ですが、INF-αとは遺伝子発現パターンが異なります。In vitro での結合試験から、IFN-βは、他の I 型 IFN と比較して I 型 IFN 受容体に高い親和性で結合し、別の経路を介して受容体の内在化を制御することが示唆されます。

IFN-βは、体に備わる先天的な抗ウイルス応答の一つとして、ウイルス複製を阻害することが知られており、再発寛解型多発性硬化症や腫瘍の治療法として使用されています。

特長

ヒト IFN-β に特異的で、ヒト IFN-α／IFN-γ、マウス IFN-β、ラット IFN-βとの交差反応なし
アッセイ範囲・感度： 50 – 4000 pg/mL
組織培養培地中の IFN-βを定量
結果の再現性：アッセイ間 CV ＜8% 、アッセイ内 CV ＜8%
添加回収試験＞90%
スタンダードとして哺乳動物細胞で発現したリコンビナントヒト IFN-βを提供

構成内容

コート済み　マイクロタイタープレート
プレートシーラー
洗浄液
ヒトインターフェロンβ スタンダード 100,000 pg/mL
サンプル希釈液
抗体
HRPコンジュゲート
希釈液
TMB 基質溶液
停止液

実験例

IFNβELISAのスタンダードカーブ例
図1　スタンダードカーブ例

参考文献

1　Staehelin et al. (1981) Methods in Enzymology, Vol. 79 (Pestka, ed.), Academic Press, New York, 589-595.
2　Kelder et al. (1986) Methods in Enzymology, Vol. 119 (Pestka, ed.), Academic Press, New York, 582-587.
3　Human IFN-β international reference standard provided by the NIH, reference no. Gb23-902-531. Pestka (1986) Methods in Enzymology, Vol. 119 (Pestka, ed.), Academic Press, New York, 14-23.
4　Moschera et al. (1981) Methods of Enzymology, Vol. 119 (Pestka, ed.), Academic Press, New York, 177-183.

VeriKine™ ヒトインターフェロンβ 測定ELISAキット

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
VeriKine Interferon β ELISA Kit, Human	PBL	41410-1	1 PLATE [100 μl]	￥110,000
VeriKine Interferon β ELISA Kit, Human	PBL	41410-2	5 PLATE [100 μl]	お問い合わせ