« 「SignalChem社 活性型 キナーゼ」トップへ
PI3K は110 kDa の触媒サブユニットと85 kDa の制御サブユニットから成る酵素である。110 kDa の触媒サブユニットおよび85 kDa の制御サブユニットはそれぞれ、細胞内に多数のアイソフォームが存在する。p110 β触媒ユニット(PIK3CB) はインテグリンα 2b β3 の形成と安定性に関与し、血小板の活性化に重要な役割を果たす。癌抑制遺伝子PTEN を欠損した前立腺癌モデル動物では、p110βを欠失させることでAKT のリン酸化が減少し腫瘍形成が抑制されることが示されている。